このページでは、より効率的にスピーチ・プレゼン力を高めるための「スピーチ・ノート」の書き方をご紹介していきます。
ノートの準備
ノートのサイズ
A4サイズなど、大きいサイズだと持ち運びにくい・開きにくいので、A5版など小さめのサイズがおすすめです。
スピーチ・ノートの書き方
ノートに書いてほしいこと
1.語彙・表現のリスト
2.気付き・学び
3.削除・修正ワードリスト
4.その他改善したいポイント
1.使用したい語彙・表現を書き留める
スピーチを上達するためには、スピーチ中に使うことができる言葉・表現を大量に集め、語彙を増やすことが不可欠です。
このように集めた言葉・表現を有機的に組み合わせることで、長時間のスピーチでも構成できるようになります。
特に、あなたがマスターしたい分野・テーマで使われる言葉・表現を優先的に学び、ノートに書き留めておきましょう。
ノートに書き留めるときの最大のポイントは、「自分が話しやすい、発音しやすい言葉・表現」に修正・変換しておくことです。
これは経験則なのですが、ただ知識・情報を書き写すだけでは、「スピーチ中に実際に使える表現」になりません。
必ず何度か発音・発声を試してみて、しっくりくる表現を見つけ「自分の言葉」にしておくことが大事です。
2.気付き・学びを書き込む
スピーチやプレゼンの練習するなかで気付き・学びがあれば、書き留めておきましょう。
例
このスピード、リズムは話しやすい
この言葉・表現は発音・発声しやすいな
この比喩は抽象的な話の説明に使えるな
このフレーズは他のテーマでも使えるな
etc…
3.削除・修正ワードリスト
これは自分の話を聞きやすくするために、失くしたり、改善した方がいい言葉・表現のリストです。
例えば、次のようにリストを作成していきます。
フィラー ➡「えー」「まぁ」「あのー」などはなくす。
あなた ➡発音しにくい。量化子で置き換える。
~と思います➡発音しにくい。できれば「考えられます」等に置き換える。
~という系 ➡「~ということ」「~というもの」は発音しにくい。
多様系 ➡「様々な」「色々な」系の表現はできる限りなくす。
敬語 ➡丁寧すぎる表現は聞きにくいので注意する。
並列 ➡「AやBやC」などの「や」はなくす。「A,B,C…」
4.改善したいポイントがある場合
記録(ログ)をとる習慣は、スピーチの実力を高めるうえで大事です。
話し方の悩み・課題を克服するために、
①地道にログ(記録)をとる
②定期的に振り返る(自己分析)
というステップで取り組むことをおすすめします。
このときポイントになるのが、話し方の原因を細分化して捉えることです。
発声・発音に悩みがある場合
発音・発声に悩みがある場合は、
「自分は滑舌が悪い」
「自分は話すのが下手だ」
このように捉えるのではなく、原因をできる限り細分化して捉えましょう。
手元にある本を音読したり、スピーチの原稿を読みながら、
自分の話し方は、特に語尾の「~です・ます」が聞き取りにくい
このように、話し難い言葉・表現を一つ一つ書き留めてください。
スピーチの練習に取り組む時は、内観して、例えばこのように考えてみましょう。
「身体のどこに力が入ってるだろう?」
このように身体の使い方に関する気付きも書き留めていきます。
声質を変えたい場合
「声がこもってしまう」
「聞き取りにくい」
声質自体を変えるには、色々なアプローチがあります。
例えば、ノートにその日の食事と声質の状態を記録する方法が考えられます。
食事→声質(〇・△・✕など)で記録を取る。
※また気付いたことがあれば追記します。