プレゼンの練習用の資料を用意しよう

スピーチの練習法

 

これからプレゼンの練習を始めようと考えている方に、ぜひ実践してほしいことがあります。

 

それは、プレゼンの練習用の資料を大量に用意することです。

 

いわゆるスライド資料(プレゼンの本番で実際に聞き手に見せる資料)ではなく、

 

語彙をインプットしたり、発話や発声のトレーニングをして言語化スキルを高めるための専用の資料です。

 

以前、私はこの語彙のインプット&トレーニング用の資料を大量に用意して、アウトプットの練習を繰り返していた時期があるのですが、

 

この方法によって、短期間に大幅に話す力を高めることができました。

 

これは、その時の実際の資料です。

 

 

 

かなり大量に印刷したので、全体だと恐らく3~5万円分ほどのボリュームです。

 

実際に資料を用意できたら、机にこんな風に資料を広げて、話す練習をします。

 

※イメージ図

 

 

この方法はかなり効果的なので、本気で話す力を高めたい方にとてもおすすめです。

 

最大のポイントは、大量の語彙に触れる環境を用意する、ということです。

 

もしご興味ある方は、こんな流れで資料の用意&トレーニングを行ってみて下さい。

 

ステップ0.プレゼンで話すテーマを大まかに決定

ステップ1.キーワードをリストアップする

ステップ2.そのキーワードで資料を探して印刷する

ステップ3.資料を見ながら色々な語彙を使って話す練習をする

 

 

◆ステップ0.

まず最初に、プレゼンで話すテーマを決定しましょう。

 

あなたは、どんなテーマでプレゼンができるようになりたいですか?

 

もし学校や会社でプレゼンをする機会があるなら、そのテーマに合わせても良いのですが

 

基本的には、あなたが「絶対に話せるようになりたい」と本気で思えるテーマを選ぶのがおすすめです。

 

※もちろん、学校や会社で話すテーマが、あなたが本当に話せるようになりたいテーマであれば、それでOKです。

 

このブログでは、あなたにとっての専門領域を決定することをおすすめしています。

 

こちらの記事で、専門のテーマを考えるワークを紹介しているので、ご参考下さい。

【重要】あなたは何の専門家ですか?

 

・・・

 

◆ステップ1.

あなたの専門領域や話したいテーマが決まったら、今度は、そのテーマに関するできる限り多くのキーワードをリストアップして下さい。

 

私の場合、プレゼンの中で認知科学、精神医学、神経科学などで使われる概念(言葉)をよく使うのですが、

 

例えば、こんなキーワードをよく調べていました。

 

プレゼンで使うキーワード・リスト

・思い込み
・信念体系
・認知バイアス
・問題解決
・言語
・記憶
・脳の可塑性
・情報伝達物質
・うつ病
・薬物療法
・プラセボ効果
など

 

こんな風に、プレゼンで使いたいキーワードをリストアップしたら、優先順位が高いもの、使用頻度が高いものから資料を探していきます。

 

・・・

 

◆ステップ2.

キーワードのリストアップができたら、実際に資料を探して印刷しましょう。

 

資料を探すときは、あなたがプレゼンで使いたいと思える語彙が多く含まれる文章を選ぶのがおすすめです。

 

あなたがプレゼンで話したいのは、どんな語彙・表現でしょうか。

 

例えば、もし聞き手にとって「分かりやすい話し方」をしたい場合、比較的やさしい語彙が多く載っている資料が合っているかもしれません。

 

私の場合、プレゼンでは哲学の概念のような抽象的な語彙を使用することが多いので、専門書や論文を参考にすることが多いです。

 

色々な選択肢が考えられるので、あなたの目標に合うものを選んでみて下さい。

 

・・・

 

◆ステップ3.

資料を用意できたら、実際に語彙のインプット&アウトプットの練習をしましょう。

 

資料を見ながら、文章のなかでプレゼンで使える「語彙・フレーズ」をピックアップし、それをもとに話す練習をします。

 

また資料から使える語彙をインプットしながら、あなたの独自の「話し方のパターン」を作成してみて下さい。

 

◆アウトプットの練習方法
プレゼンの練習・本番では、もちろん著作権のルールに従うので、資料に書かれた文章や著者の考え方をそのまま使う訳ではありません。飽くまで、資料から使える「語彙・フレーズ」単位でインプットをしたり、新しいオリジナルの話し方のパターンを作りながら活用します。
参考記事→プレゼンで使える「話し方のパターン」を作ろう

 

 

・・・

 

今回は、私がプレゼンの練習のために行っている練習の一つをご紹介しました。

 

専用の資料を用意することで、大量の語彙に触れる環境ができ、プレゼンで上手く言語化ができない問題を解決しやすくなります。

 

もしまだ練習用の資料をお持ちでなければ、ぜひ試してみて下さい。

 

少しでもご参考になれば嬉しいです。

 

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