今回は、書籍の紹介をしたいと思います。
呼吸・発声に関する長年の悩みがある方向けの本です。
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『イラストで知る 発声ビジュアルガイド』
この書籍では、非常に見やすく分かりやすいイラストを通じて、人間の身体における、
呼吸や発声に深く関係する部位について、視覚的に学ぶことができます。
こちらのページでプレビューを見れるので、ご覧になってみて下さい。
呼吸や発声に関わる部位は、調べてみると結構複雑ですよね。
ただ、例えば、
喉が締まってしまい苦しくなりやすい、というような悩みがある場合、
解剖学的・生理学的な概念をしっかり学ぶことは、結構重要だと思います。
私も喉が絞まりやすい悩みを抱えているのですが、知識が欠けていた時は、
どう身体にアプローチしていけばいいかが分からず、時間が浪費してしまったことがあります。
喉付近の構造が分かってからは、
「もしかすると、この筋肉が緊張しているのではないか?」
「では、こういうストレッチをしたら緩和されるのではないか」
こんな風に解決策が思い浮かぶようになりました。
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どんな問題であれ、それを解決するうえで必要な概念(言葉)が不足していると、問題を解決できる可能性が著しく下がってしまいます。
ところが、新しい概念を学ぶと、今までよく見えなかった部分に光を当てることができ、視界が開けたり、以前には気付けなかったことに気付けるようになったりします。
ダークエリア(意識の暗がり)が、ライトエリアに切り替わります。
この書籍でなくても勿論いいのですが、
私と同じように、呼吸・発声に課題を抱えている方は、まずはできる限り早く身体についての概念を得ることをお勧めしたいと思います。
※呼吸・発声の悩みは、例えば、ストレスのような心理的・環境的な原因が関係していることもあります。
このような場合、別のアプローチも必要なのですが、それでも身体に関する解剖・生理学的知見は無駄にはならないでしょう。
※補足;こういう文献もおすすめです。
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