「発明するだけでは駄目だと分かった。何としてもそれを世に送り出し、人に使わせ、何らかの成果を生まなければならない」
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以前、ネットの記事を読んでいるとき、ラリー・ペイジ氏のこんな印象深い言葉を見付けました。
ラリー・ペイジ氏は、同学のセルゲイ・ブリン氏と共にGoogleを創業した人物として知られています。
彼は幼い頃、発明家ニコラ・テスラの伝記を読み、テスラが様々な素晴らしい才能やアイディアを持っていたにも関わらず、晩年は借金をもって孤独に没したことに衝撃を受け、このような感想を抱いたそうです。
曰く、世界を変えるには、優れた技術を生み出すだけでなく、それを広めるビジネスセンスも必要だと。
その後彼は、我々現代人が毎日使用しているGoogleの検索エンジンを広めています。
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「発明するだけでは駄目だと分かった。何としてもそれを世に送り出し、人に使わせ、何らかの成果を生まなければならない」
この言葉には、達成するのが極めて困難な課題が二つ含まれていると思います。
第一に、社会に広める価値があるものを生み出すこと。
第二に、それを実際に社会(世界)に広めること。
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どうすれば、この社会で価値あるものを生み出すことができるでしょうか?
どうすれば、それを実際に社会に広めることができるのでしょうか?
以前、この言葉に初めて触れたとき、彼が話していることの重要性に気付くと同時に、これらの課題を達成する困難さを強く感じました。
この頃、私は人前で話すスキルに関心があったため、すぐにスピーチやプレゼンのことを考えました。
彼の言葉について真剣に考えてみると、
もちろん第一段階を達成することの難しさは言うまでもないですが、この第二段階を達成するためには、スピーチ・プレゼンの技術が重要な役割を果たすのではないかと思えてきます。
スピーチは、新しい考え方やアイディア、創作物やシステム、商品やサービスなどを普及するうえで、強力な手段になるのではないでしょうか。
このように考えてみると、やはり人前で話す力を磨くことには、大きな価値があるのだろうと感じます。
価値があるものを創造することも、それを社会に普及させることも、難題であると同時に、人生で最も面白い挑戦と言えるかもしれません。
人前で話す技術をマスターするには、まだまだ膨大な時間が掛かってしまうと思いますが、これからもスピーチの研究を続けていきたいと思います。
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