プレゼンで最後までしっかり話し切る方法

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プレゼンの練習をしているとき、冒頭の部分ではしっかり話せるのに、話が進むにつれてうまく言葉が出てこなくなってしまうという悩みが出てくることがあります。

 

この「最後まで話し切ることができない」という問題を解決するためには、次の2つのポイントが重要になります。

 

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ポイント①全体の見通しを持つこと

ポイント②フェーズ練習に取り組むこと

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順番に解説していくので、気になる方はぜひ確認してみて下さい。

 

※今回は、言語化スキルの話は割愛します。

 

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◆ポイント①:プレゼンの全体像を把握する

一つ目のポイントは、プレゼンの全体像を把握することです。

 

話し手は、プレゼンのどの部分でどんな内容の話をするか、といった大まかなイメージを持つ必要がありますが、これを「見通し」といいます。

 

プレゼンでは、最後までしっかり話し切るためには、まずはこの見通しをもち、全体像を把握することがとても重要です。

 

以下の図をご覧ください。

 

 

このスライドでは、青い部分、赤い部分、ベージュの部分に分けていますが、プレゼンではこれらの各フェーズで何を話すかを把握することが大事になります。

 

もしこの見通しが持てていないと、見切り発車になってしまい、話が進むにつれてうまく喋ることが難しくなっていきます。

 

以下のスライドの右側部分をご覧下さい。

 

 

話し手(あなた)の意識をお皿だと見立てると、

 

プレゼンの①序盤・②中盤・③終盤の具体的な内容やセリフをすべて同時にお皿の上に乗せられると、全体像が把握できることになりますよね。

 

もしこのお皿、つまりあなたの意識上から①②③のどれかが零れてしまうと、プレゼンの中でどんな風に話を展開するか分からない曖昧な部分が生じてしまうのです。

 

しかし、もし全体像を把握し、はっきりとした見通しが持てれば、プレゼン中に最後まで話し切ることができます。

 

そのため、見通しを持つことは非常に重要です。

 

◆プレゼンの見通しと話の一貫性
全体像の把握をするための見通しを持つことは、「一貫性のある話し方」をするための心理的な条件(前提)となるものでもあります。

 

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では、どうすれば全体像を把握し、はっきりとした全体への見通しを持つことができるでしょうか。

 

最も重要なのは、優先順位(プライオリティー)を決定する、という考え方です。

 

プレゼンでは、大量の情報を扱うために、優先順位を決定して情報量を絞らないと、見通しを持つことが難しいです。

 

話す時間が長くなればなるほど情報量が増えるため、はっきりとした見通しを持つのが大変になっていきます。

 

そのため、話の内容に優先順位をつけることを意識してみてください。

 

※こちらの記事で、優先順位をつける重要性と具体的なステップを解説しています。

プレゼンでシンプルな話し方をする方法

 

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もう一つ、プレゼンで最後までしっかりと話し切るために大事なポイントがあります。

 

ポイント②フェーズ練習に取り組むこと

第二のポイントは、フェーズ練習に取り組むことです。

 

これは一言でいうと、プレゼン全体を区分して、各パート毎に練習する方法です。

 

※こちらの記事で、フェーズ練習について解説しています。

スピーチやプレゼンが上手くなる3つの練習方法

 

以下の図でいうと、フェーズⅢの部分ですね。

 

 

プレゼンの練習を行うとき、どうしても冒頭の話し始めの部分に意識が向いてしまい、終盤の方の練習量は不足してしまうことが多いです。

 

最後の方になればなるほど、どんな言葉や表現を使うのかが曖昧になっていくので、実戦のとき言葉に詰まってしまいます。

 

このような場合に、フェーズ練習を行うのがおすすめです。

 

例えば、プレゼンを終えるときの「締めの言葉」に不安があるなら、一番最後のフェーズだけを繰り返し練習します。

 

このように、中盤のフェーズや、終盤のフェーズも独立して練習をすると、だんだん「最後まで話し切る」ことができるようになってきます。

 

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今回は、プレゼンで上手に話し切るために大事なポイントを2つご紹介しました。

 

少しでもご参考になれば嬉しいです。

 

 

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