「人前で話すとき息が続かない…」プレゼンで使えるシンプルな発声のルール

スピーチの練習法

 

今回は、プレゼン時の発声が楽になるシンプルなルールを紹介したいと思います。

 

人前で話すとき、こんな悩みはありませんか?

 

「緊張すると呼吸が浅くなる」

「人前で話すとすぐに息が苦しくなってしまう」

「長時間、話し続けることができない」

「文章の最初は強く発声できるけれど、最後の方になると声が小さくなる」

など。

 

プレゼン研究所
プレゼン研究所

今日は、人前で話すときに息が続かないという悩みがあるときに使える発声のルールを紹介します。

 

 

この記事は、こんな方におすすめです。

 

・プレゼン時に息が続かなくなってしまう

・息が苦しくならない話し方のルールを知りたい方

・プレゼンやスピーチを頻繁に行う方
・話すときにリラックスできない方

・初対面の人と話すときに息苦しさを感じる方

 

 

プレゼンの発声ルール

 

プレゼン時の発声を少しでも楽にするために覚えておいてほしいのが、

 

一文一息(いちぶんいっそく)

 

という考え方です。

 

これは、プレゼンで使う一つの文章は、一息で話しきれる長さ(文字量)にするというルールです。

 

非常にシンプルなルールなのですが、この考え方をもとにプレゼンで使う文章を作ると

 

あなたにとって自然と話せる長さでセンテンスを作ることができ、発声が楽になります。

 

 

以下で、もう少し具体的に実践方法を紹介しますので、ガイドに沿ってワークを実践してみて下さい!

 

・・・

 

一息で話せる文字数

 

あなたは、「一息(息継ぎなし)で話せる文字数」が具体的に何文字か、自分の中で把握できていますか?

 

人が息継ぎなしで話せる文字数は個人差がありますが、日本語の場合、約40~60文字が一般的な範囲とされています。

 

呼吸や発声は、スキルとしてはやはり「長く続けられる方がいい」(一度に話せる文章は長い方がいい)のですが、実際に人前で話すシーンでは「一度に話す文章は長い方がいい」訳ではありません。

 

プレゼンの練習をする時には、あなたにとって「息継ぎなしで話せる文字数」をハッキリさせておくのがおすすめです。

 

早速なのですが、以下に、自然と話せる文字数を測るための発声チェック用のテキストを用意したので、実際に読み上げてみてください。

 

※本当は、自分のプレゼンの中で使う文章を作成して試すのがベストなので、飽くまで目安とお考え下さい。

 

◆発声チェック用文章

10文字
「桜の花が咲きました」

 

15文字
「日本の四季は美しいです」

 

20文字
「朝の散歩はとても気持ちがいい」

 

25文字
「夏の夜に花火を見に行くのが楽しみです」

 

30文字
「秋の紅葉は素晴らしく、毎年楽しみにしています」

 

35文字
「冬の寒さは厳しいですが、雪景色を見ると心が癒されます」

 

40文字
「春が来ると新しい出会いや始まりがあり、とてもわくわくします」

 

45文字
「日本の文化や伝統は豊かで、季節ごとに楽しめる行事がたくさんあります」

 

50文字
「季節ごとの風景や行事を楽しむことで、日々の生活に彩りが加わります」

 

55文字
「自然と触れ合うことで、日常のストレスを解消し、心身のリフレッシュを図ります」

 

60文字
「四季折々の美しい風景を楽しむことで、日本の自然の豊かさを再確認することができます」

65文字
「四季折々の美しい自然を感じながら、日常生活に豊かさと彩りをもたらします」

 

70文字
「四季の変化を楽しむことで、毎日の生活に新たな発見と感動を見つけることができます」

 

 

いかがだったでしょうか。

 

無理なく話しきれる文字数はどれくらいでしたか?

 

最大のポイントは、「自然と、無理なく、息継ぎなしで話しきれる」文字数がだいたいどれくらいかを把握すること!

 

「息継ぎなしで話せる文字数」を超えた文章を無理に話そうとすると、やはり途中で息が苦しくなってしまうからです。

 

「頑張れば話し切れる文字数」ではなく、「自然と、無理なく、息継ぎなしで話せる文字数」を特定してみて下さい。

 

最後の方になると呼吸が切れたり、発音が尻すぼみになる場合には、少し短いテキストの文字数を採用します。

 

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プレゼン時の最適な文章の長さは?

 

先程、人が息継ぎなしで話せる文字数は、日本語の場合、約40~60文字が一般的な範囲と書きましたが、これは飽くまで純粋に発声できる文字数の話で、

 

スピーチやプレゼンでは、聞き手の立場からすると、「一息で話される一つの文章は長いほうがいい!」ということは全くありません。

 

一文が長過ぎると、聞き手が冗長に感じてしまったり、話の焦点がぼやけてしまうこともありますよね。

 

むしろ、短めの文章をリズミカルに畳みかけることが効果的なシーンもあると思います。

 

ですので、発声のチェックをしてみて、50~60文字になると話し切るのが大変、という場合でも全然大丈夫です。

 

ただ、もちろんプレゼンを上手に進めるうえで、(技術・能力的には)呼吸は深い方がいいし、発声も長く続けられるに越したことはないので、

 

呼吸法や発声の練習を続ける → 息継ぎなしで話せる文字数を増やす → けれども、一度に長く話す訳ではない

 

これが基本的な考え方になります。

 

「息継ぎなしで話せる文字数」は、発声練習や呼吸法のトレーニングを行うことで増やすことが可能です。

 

・・・

 

私の場合

 

私の場合は、30~40文字程度でプレゼンの文章を作ることが多いです。

 

例えば、私はプレゼンのなかで、このようなテキストを話すことが多いのですが、全部だいたい30~40文字程度です。

 

人間は、生まれてから大人になるまでの成長の過程で、様々な概念を獲得します。(37文字)

 

一般的に、メタ認知の力が高まれば高まるほど、問題解決の力は高くなるといわれています。(42文字)

 

人間の脳の前頭前野には、実行機能という高次の認知機能が備わっています。(35文字)

 

 

50~60文字になると、発声が少し大変だなと感じるため、比較的短いテキストをリズミカルに話すことを大事にしています。

 

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「息継ぎなしで、自然と話せる文章の長さ」

 

これはプレゼンの実践的にはかなり重要です。

 

以前、私はこの点をあまり考えずに、自分が楽に話しきれる文字数を超えた文章ばかりでプレゼンの原稿を作ってしまっていたため、

 

いざ話そうとすると息が続かずに尻すぼみの発声になってしまうことがよくありました。

 

ところが、この一文一息のルールに気付き、文字数をしっかり調整してプレゼンをするようにしてから、

 

「人前で話すとき、息が苦しくなってしまう」という悩みがなくなりました。

 

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ロングトーン・チェック

 

「息継ぎなしで話せる文字数」をチェックするワークを紹介しましたが、

 

ひと息(息継ぎなし)で声を出し続ける時間の長さをチェックするワークもおすすめです。

 

ロングトーン・チェックという、発声の練習方法です。

 

これはボイトレや歌唱の世界でよく使われ、声の安定性や持続力を確認するものなのですが、プレゼンの練習では「呼吸の深さ」をチェックするときに役立ちます。

 

やり方は非常にシンプルです。

 

ワークのやり方

ステップ①ストップウォッチを用意して下さい。

ステップ②できる限り長く「あ~~~~~」という発声を維持してみてください。

 

何秒ほど発声を続けられたでしょうか?

 

ロングトーンチェックのレベルの目安は、次の通りです。

 

◆5~10秒

初心者、まだ練習を始めてない方

この段階では、短い時間で安定した音を出すことを目指していきます。

 

◆10~20秒

少し練習を重ねている方

呼吸がやや深くなり、持続時間も少し長くなります。音程と音量を安定して保つことが重要です。

 

◆20~30秒

中級者レベル、定期的に練習している方
呼吸が深まり、持続時間がさらに長くなります。この段階では、声の安定性と音質に注力します。

 

◆30~40秒

上級者レベル、長期間のトレーニング経験がある方
呼吸が非常に深く、持続時間も長いです。声のコントロールや音の質にさらに磨きをかけます。

 

◆40秒以上

プロフェッショナルレベル、特に呼吸法を訓練している方
非常に深い呼吸と高い持続力を持っています。音の質、安定性、持続時間すべてにおいて高水準を目指します。

 

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ロングトーン・チェックは、プレゼンの上達に不可欠だと思います。

 

私たち話し手(プレゼンター側)がどれほど価値ある内容を聞き手に届けようとしても、

 

呼吸&発声が安定していないと、聞き手にしっかりとメッセージを伝えることが難しくなってしまいますよね。

 

そのため、私もこのトレーニングは、継続的に取り組むようにしています。

 

 

ロングトーンチェック、私の場合

 

以前、私は呼吸が浅くなり過ぎてしまい、プレゼンで上手く話せない問題をずっと抱えていました。

 

最大の原因は、よく数年単位で自宅や図書館などで研究に没頭していたことでした。

 

こういう時期は、発声をたった9~10秒ほどしか続けられなくなってしまいます。

 

これは本気で研究するときに支払わなければならない代償の一つです…

 

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呼吸の深さと発声の安定性は、ライフスタイル次第でかなり変動します。

 

私の場合は、ライフスタイルを研究→運動主体に切り替えると、呼吸がかなり改善し、ロングトーンを20秒程度まですぐに戻すことができます。

 

姿勢が悪い時間が多かったり、運動不足になってストレッチなどする機会が減ると、やはり呼吸は浅くなってしまいますね。

 

※ストレスと呼吸・発声についての補足

 

◆ストレスと発声
ストレスは、呼吸と発声にかなり大きな影響を与えます。
例えば、自宅や職場の環境が悪く、人間関係に悩んだり生活リズムが崩れていて、日常的に強いストレスを抱えてしまうと、呼吸が浅くなりやすいです。このような場合には、ボイトレのように技術的な側面を磨く前に、ライフスタイルの見直しを図ることが必要になるかもしれません。

 

最後に

 

最後のまとめになります。

 

・プレゼン時の発声は、一文一息のルールを守ることが重要!

 

「一息(息継ぎなし)で話せる文字数」が具体的に何文字かを把握しよう!

 

・呼吸と発声のトレーニングを続けて、ロングトーンの秒数を長くしよう!

 

少しでもご参考になれば嬉しいです。

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