プレゼンを行う際、最も怖い失敗の一つは、
本番中にセリフが飛んでしまい、言葉が出てこなくなったらどうしよう?
というものだと思います。
早速、結論からお話しすると、この問題を解決するには、
「セリフが飛ぶことを前提として、対策を打つ」という考え方が重要です。
具体的には、仮にプレゼン中に頭が真っ白になったり、言葉が出てこなくなっても、
いつでもそこから再スタートできる、話し方・セリフのパターンを持つのがおすすめです。
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以下のスライドの中で、その話し方のパターンを■_______で表現しています。
この図では、プレゼンを大量のパターン(■■■…)で構成してますよね。
プレゼンでは、ただ原稿を暗記するのではなく、
このように「細分化された大量の話し方のパターン」を持つことがかなり重要です。
プレゼンはパーツの集合体であるという考え方をもとに、このパターンを組み合わせて
プレゼンを進めていきます。
■_______(パターンA)
↓
■_______(パターンB)
↓
■_______(パターンC)
↓
■_______(パターンD)
※このスライドの右側をご覧下さい。↓
このプレゼン=パターンの集合体、という考え方の利点の一つは、
すべての話し方のパターンを、常にそこから話を再開できる拠点地として設計(デザイン)できることです。
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実は、プレゼンではセリフが飛びやすい人とそうではない人がいます。
※完全に綺麗に分かれる訳ではないのですが…
因みに、私の場合は後者で、プレゼンに限らず、普段から自分が話そうとしていることが意識から消えてしまいやすい問題を抱えていました。
もしあなたが日常会話のなかでも、よく自分が話そうと思っていたことが意識から飛んでしまう場合は、
「自分は飛びやすいタイプかもしれない」と理解をするのがおすすめです。
そのうえで、このタイプの方の場合は、言葉やセリフが飛びやすいことを前提として、
プレゼン中にいつでも話を再度始められるような、いわば「拠点」を随所に作ることが大事です。
もしプレゼンの途中でセリフがすべて飛んでしまったとしても、
拠点(ベース)があれば、そこから修正ができますよね。
プレゼンテーションを、このように拠点としてのパターンの集合体で構成する方法であれば、セリフが飛ぶ恐れを払拭することが可能です。
そのため、まずはこの拠点作りとしての「話し方のパターン」を持つことを意識してもらえたらと思います。
話し方のパターンの一例を、こちらの記事でご紹介しているので、よければ御覧下さい。→「人前で話すとき言葉が出てこない…」問題を解決する方法
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