今日は、話す力を高めるためのキーワードとして、
「言語化ラグ」という用語をご紹介したいと思います。
言語化ラグは、言語化のプロセスの中で生じる時間の遅れ(ラグ)のことで、
話す力を高めるうえで大きな障害、ハードルになるものだと考えられます。
言語化ラグについて考えることで、話すことやプレゼンに関する悩みを解決しやすくなると思いますので、ぜひご参考下さい。
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言語化ラグとは
以前、私は「言葉がうまくでてこない」という問題をずっと抱えていたことがあります。
自分が考えていることを「話そう」とすると、適切な表現が頭に思い浮かばなくなってしまい、全然うまくできないんですね。
この「言葉がでてこない」という問題については、色々な原因が考えられたのですが、
「すぐに言葉が出てこない」→時間が経過する、という部分に着目して、
それを言語化ラグとして考えるようにしました。
言語化ラグとは、
話し手が自身の考え方やメッセージを言葉に置き換えようとするとき、すぐに適切な表現が思い浮かばず、時間の遅れ(ラグ)が生じること
を意味します。
世の中には、話すのが上手な人がたくさんいますよね。
私には、世界中で講演活動をしていて、尊敬している先生が一人いるのですが、
その先生のプレゼンでは、殆ど言語化ラグ(時間の遅れ)がありません。
自分が伝えたいことを、リアルタイムでどんどん話していくので、本当にすごいです。
その先生を見ていて、話す力があるということは、言い換えると言語化ラグが殆どないことでもあるのだな、ということがわかりました。
よく「言語化スキル」という言葉を聞くことがありますが、
言語化スキルを磨く=言語化ラグが減ること
このように捉えることができる訳ですね。
言語化ラグは、完全にゼロにして話すことはかなり難しいのですが、
少しでもラグをなくしていこう、と意識することで、話す力を高めやすくなるのではないかと思います。
言語化ラグの構造
言語化ラグは、まとめて捉えると「言語化プロセスにおける時間の遅れ(ラグ)」なのですが、
さらに細かく分類することもできるかもしれません。
ここでは、3つに分けて考えてみます。
①意識ラグ(想起ラグ)
第1のラグは、意識ラグです。
これは話し手が喋る内容・文脈(コンテクスト)を思い出し、意識の俎上にのせるときに時間の遅れが起こることを指しているとお考え下さい。
人前で話すとき、緊張や焦りなどの理由から、
「あれ、いま何の話をしていたっけ?」という状態になり、
意識の中から「話すべき内容」が飛んでしまうことがあると思います。
これは意識ラグと呼ぶことができます。
②置換ラグ
第2のラグは、置換ラグです。
これはプレゼンにおいて、話し手が自身の考えやメッセージを喋るとき、それを適切な言葉に置き換えようとするときに生じる時間の遅れ(ラグ)です。
これは意識ラグの次の段階で起こるラグで、
話そうとする内容・文脈自体は頭に思い浮かんでいるけれど、それを適切に表現する言葉が出てこないものです。
③発話ラグ
第3のラグは、発話ラグです。
これは呼吸~発声、特に発話(構音-調音)がうまくいかないことで発生する時間の遅れ(ラグ)です。
意識のなかにしっかりと話す内容が思い浮かんでいて、それを言葉にできていたとしても、
いざ「発話、発声」するときに舌が回らない/噛んでしまう/言い間違えるなど、上手に喋れないことはよくありますよね。
これは発話ラグと考えられます。
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このように言語化ラグは、一つのまとまった現象であると同時に、さらに幾つかのラグに分解することができます。
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言語化ラグをなくす方法
言語化ラグをなくして、話す力を高めるうえで、非常に強力な方法があります。
それが、マルティプル・レイヤー法というものです。
※後日追記します。
最後に
今回は、言語化ラグという用語をご紹介しました。
少しでもご参考になれば嬉しいです。
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