プレゼン=問題解決という考え方

プレゼンの考え方

 

プレゼンテーションとは、いったい何でしょうか。

 

いろいろな考え方があると思うのですが、私は個人的に、

 

プレゼンとは、「問題解決」であると考えています。

 

問題解決は、英語で「problem solving」と言います。

 

少し抽象的な言葉に聞こえるのですが、これは私が知る限りプレゼンを深く理解するための最も重要なキーワードです。

 

人間のあらゆる行動は、「問題解決」として考えることが可能です。

 

例えば、このようなものを挙げられます。

 

●パズルを解くこと

●論文を書くこと

●料理をすること

●ゲームを攻略すること

●数学の問題を解くこと

●芸術作品を創作すること

●スポーツの試合で勝つこと

●失くしものを見付けること

●大学受験で合格を目指すこと

●新しいシステムを開発すること

●起業やビジネスで売上をあげること

ミステリ小説の犯人を推理すること

●他者との交流・コミュニケーションを図ること

●将来のために人生の計画を立て実行に移そうとすること

etc…

 

このようにみていくと、問題解決はかなり射程が広い概念であることが分かりますよね。

 

そして、プレゼンは、こうした他人や社会が抱える問題(悩みや課題など)の解決をサポートする活動だといえると思います。

 

「プレゼン=問題解決」というのは、ぜひ覚えておいてほしい考え方です。

 

・・・

 

以前、私は人前で話すこと全般がとても苦手だったのですが、

 

ある時「プレゼン=問題解決である」ということを理解してから、話すことに関する苦手意識がなくなりました。

 

というのは、この考え方に気づいて以降「人前で話すとき、具体的に何をすればいいか」がハッキリと分かるようになったからです。

 

その後、この考え方を起点としてプレゼンの練習を続けるうちに、段々と人前で話すことは非常にやりがいがあり、面白いことだと思えるようになりました。

 

まだまだ上手に話せないことも多いですが、それでもそうした失敗や過程を含めて、プレゼンテーションを楽しめるようになったのです。

 

その一番のカギとなったのが、この「問題解決」というキーワードです。

 

・・・

 

「プレゼンとは、問題解決である」というのは、どういう意味なのでしょうか。

 

最も重要なのは、

 

プレゼンでは、問題の解決策アプローチを提示する必要がある

(※悩みや課題の解消に役立つ知識・情報・考え方・アイディアを含む)

 

ということです。

 

こちらの図をご覧下さい。

 

 

この図では、二つの楕円が重なり合っています。

 

●左側の楕円は、話し手の専門エリアを表現しています。

(※自分極と言います)

 

●右側の楕円は、聞き手が抱える問題(悩みや課題)を表現しています。

(※他人極または社会極と言います)

 

この社会は、個人のレベルで見ても集団のレベルで見ても、様々な問題を多く抱えていますが、プレゼンでは、こうした問題を解決することを目指します。

 

その様子を表しているのが上記のスライドで、プレゼンでは、このように話し手聞き手の二つの楕円が、うお座のリングのように重なり合うように話します。

 

具体的に言うと、

 

聞き手の悩みや課題を解消したり、ニーズを埋められるように、

 

自分の専門エリアから問題の解決策アプローチを提示します。

(※様々な知識・情報・考え方・アイディアを含む)

 

これを口頭で大量の情報を扱いながら行うのが、プレゼンテーションなんですね。

 

・・・

 

プレゼンでは、話し手は自分の専門領域にコミットすることがとても大事です。

 

自分の専門エリアに集中することで、自信や確信をもって話せるようになるのです。

 

あなたが最も高い問題解決力を発揮できるのは、どんな分野・テーマでしょうか?

 

「プレゼンとは、問題解決である」

 

この考えは、プレゼンを実践するうえで基盤となるものなので、ぜひ覚えていただきたいです。

 

そしてプレゼンに取り組む際は、ぜひあなたの専門領域にコミットすることを意識してみて下さい。

 

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