スピーチの導入・冒頭の2つの構成パターン【フェーズⅠ解説】

問題解決型スピーチ

 

こんにちは、馬渕です。

 

ここでは問題解決型のスピーチやプレゼンの冒頭・導入の構成方法の中でも最も基本的なパターンをご紹介します。

 

 

 

スピーチ・プレゼンのテーマ導入の2つのパターン

 

特定の分野・テーマの専門家として話をする【問題解決型】のスピーチでは、通常、導入・冒頭(フェーズⅠ)で、これから何について話すかを予告する必要があります。

 

 

普通にテーマの提示・予告をする場合の基本形は、次のようなものです。

 

今回は、~~~についてお話します。(T)

 

この冒頭のテーマ導入では、2つのパターンが考えられます。

 

一つは、このスピーチで扱うテーマが何かを先にいうパターン(テーマ前置パターン)で、

 

もう一つは、テーマを少し後に遅らせて伝えるパターン(テーマ後置パターン)です。

 

 

①テーマ前置パターン

 

①テーマ前置パターン

 

最初の挨拶や自己紹介の直後に、「今回は~~~についてお話します」という形をとった場合、テーマ(T)前置パターンであると言えます。

 

   こんにちは、〇〇です。

 

(T)今回は~~~についてお話します。

 

20XX年に、〇〇で△△という事件がありました。

 

・・・

 

「皆さん、こんにちは…」などの挨拶や、自己紹介のすぐ後にスピーチのテーマを予告する場合、テーマ前置パターンと言えます。

 

テーマ(T)前置パターンは、最も基本的な導入の構成方法なので、誰もが自然と使っている形です。

 

しかし、このパターンだけでは冒頭の構成が一辺倒になってしまうため、さらにテーマ(T)後置パターンというものも分けて考えるのがおすすめです。

 

・・・

 

②テーマ後置パターン

 

②テーマ後置パターン

 

テーマ後置パターンでは、「今回は~~~についてお話します」とテーマを提示する前に、そのテーマに接続できるような話をクッションとして差し込みます。

 

以下の例をご覧いただくと、最初の挨拶から、テーマまでの間に幾つかの文章があることにお気付きになると思います。

 

こんにちは、〇〇です

 

(Set)20XX年に、〇〇で△△という出来事がありました。

 

この出来事は□□の分野に大きな影響を与え、「~~~?」という問題を生み出すきっかけになりました。

 

(理)この問題は皆さんの普段の生活にも深く関係しているため、

 

(T)今回は~~~についてお話します。

 

このように後置パターンでは、先にテーマに繋がるような自然な導入をして、言わばそのテーマについて語ることの正当性を理由付けをするのがセオリーです。

 

このときにどのような導入をするかがセンスが問われるところです。

 

スピーチ冒頭の前置/後置パターンの選び方の基準

 

前置パターン/後置パターンの選択肢の中で、後置パターンを用いるのは、主に次の2つの場合が考えられます。

 

①前置パターンではデメリットが多い

②前置パターンでは、上手く話せないと感じる場合

③後置パターンを使う理由がある(明確なメリットがある)場合

 

簡潔にスピーチの内容・テーマを伝えられる場合は、基本的に前置パターンでOKです。

 

ですが、やはり前置パターンを避け、後置パターンを選択した方がよい場合があります。それは、

 

スピーチの内容・テーマに、聞き手(聴衆)が知らない、聞いてもピンとこない言葉・概念・キーワードが含まれる場合です。

 

例えば、このようなテーマの予告があったらどうでしょうか。

 

こんにちは、〇〇です。

 

今回は、パラダイム・シフトを起こす方法についてお話します。

 

・・・

 

冒頭の挨拶の直後に、「パラダイム・シフト」という概念がいきなり登場していますが、これでは聞き手の中にはあまりピンとこない、イメージし辛いと感じる人もいるでしょう。

 

このような場合、先にパラダイムという概念のイメージが掴めるように、クッションとしての話を挿入します。

 

こんにちは、〇〇です。

 

物事の捉え方・考え方の枠組みを意味する、「パラダイム」という言葉があります。

 

このパラダイムという概念は、、、

 

・・・

 

今回は、私たちの個人的な世界の認識を変化させるために、パラダイム・シフトを起こす方法についてお話します。

 

先程の場合よりも、パラダイム・シフトという概念を少し後ろに配置しました。

 

このように、聞き手にとって耳慣れない言葉・概念・キーワードがある場合は、その前に自然で分かりやすい導入をクッションとして挟みます。

 

ただ、どのような言葉遣い・表現が伝わりやすいかは、「聞き手はどのような人々であるか?」ということによって変わります。

 

そのため、聞き手の属性・プロファイルに合わせて、スピーチの構成や表現は柔軟に変えていきます。

 

 

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