プレゼン中のフィラーを解消するために大事な考え方とは?

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今日は、プレゼン中に自然と出てきてしまうフィラーの特性について考えてたいと思います。

 

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以前、フィラーをなくす方法について考えていた時、自分の考え方が根本的にズレている可能性に思い至りました。

 

それまではずっと、こんな風に考えていたのです。

 

(フィラーが出ないようにして、)

参加者がもっと聞き取りやすいように話さなければ…

 

ところが、あるとき、

 

そもそも「フィラーを無くそう」という意識では減らすことは難しいのではないか、

 

ということに気づきました。

 

フィラーには、少し逆説的な性質があって、

 

「無意識に出てしまう、本来は要らないもの」であるからこそ、「意識する」ことで逆に生じやすくなってしまう、

 

というところがあるのです。

 

ここがフィラーの厄介なところだと思います。

 

フィラーとは、例えば、「えーっと、」「あのー…」「まぁ」

このようにプレゼン中に出てきてしまう不要な言葉で、本来、自分が話したい内容とは直接関係がない、まさに間をうめる言葉(filler)のことを言います。

 

 

このポイントを踏まえて、こちらの記事では、フィラーを解消するために効果的な発声練習の方法をご紹介しています。

 

プレゼン中のフィラーを解消するための効果的な練習方法とは?
以前、プレゼンの練習中、フィラーが大量に出てきてしまい困っていたことがあります。 私の場合、無意識に各言葉の前に入れてしまうのが、「まぁ」「こう~」という小さな表現でした。 こうしたフィラーを解消するため色々な実験や考察をし...

 

この練習方法は効果的なので、実際に試してみてほしいのですが、

 

実は、フィラーの仕組みにはさらに根本的な深いテーマがあり、本当は優先的に着手しないといけない部分があることに気づきました。

 

このページでは、フィラーを解消するだけでなく、言語化の力を高めるという切り口でも重要なことを考えてみたいと思います。

 

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言語化しやすいテーマ&しにくいテーマがある

 

プレゼンの練習をしているとき、知識・語彙のインプットが不十分なテーマについて話そうとすると、

 

言葉を探す時間が長くなってしまい(言語化ラグ)、フィラーが生じやすくなってしまうことに気づきました。

 

そこで、自分がスムーズに言語化できるテーマ/言語化ができないテーマを分けて考えるようになりました。

 

一番おすすめなのは、

 

言語化しやすい分野・テーマをライトエリア

言語化しにくい分野・テーマをダークエリア

 

このように分けて把握することです。

 

これは「言語化スキル」を高めるために欠かせない用語法で、私の講座・勉強会でも、必ずご紹介しているものなんです。

 

スピーチ力・プレゼン力を短期間で劇的に高めるために、最も重要な考え方なので、ぜひ頭の片隅に入れておいて頂きたいです。

 

 

ライトエリア

自然と言葉・表現が思い浮かび、自分の考えをスムーズに言語化できる明るい領域のことを意味します。

 

既に光(言葉)によって照らされている、顕在的で明るい領域(分野、テーマ等)のイメージです。

 

ダークエリア

自然と言葉・表現が思い浮かばず、自分の考えをスムーズに言語化できない暗い領域のことを意味します。

 

未だ光(言葉)によって照らされていない、潜在的で暗い領域(分野、テーマ等)だとイメージしてみてください。

 

 

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概念の使い方

例えば、プレゼンを行うとき、私は「思考の仕組み」というテーマであれば比較的流暢に話すことができます。

 

このテーマは私の専門の一つで、十分にインプット&アウトプットができているライトエリアであるためです。

 

ところが、例えば「おいしい料理の作り方」については、上手に話すことはできません。

 

私にとって、このテーマはインプットも実践経験も不足していて、言語化プロセスがスムーズにできないダークエリアだからです。

 

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こんな風に、自分の考えを言葉に置き換える「言語化プロセス」を直感的に理解&分析したいとき、この概念を活用することができます。

 

そして、フィラーの特性について考えるとき、この区分がとても重要になると考えています。

 

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ライトテキスト/ダークテキスト

 

スピーチやプレゼンのスキル習得に不可欠な、言語化を上達するには、

 

言葉・語彙のインプット&アウトプットを繰り返して、ダークエリアライトエリアに変換していく作業がどうしても必要になると思います。

 

こちらの図をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ↓ ↓ ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は普段、こんな風に、ある程度の時間を掛けて、言語化がうまくできないダークエリアを、言語化をスムーズに進められるライトエリアに塗り替えていくことを意識するようにしています。

 

そして、プレゼンの中にあまりにもフィラーが多い場合は、このように、

 

実際に話そうとしているテーマが、十分にライトエリアなっていない可能性があるのです。

 

私の経験では、スピーチやプレゼンで話したいテーマが、スムーズに言語化ができないダークエリアである状態だと、

 

言語化ラグ(時間の遅れ)の状態が増えて、フィラーも発生しやすいと感じています。

 

 

フィラーの特性を解明する

 

最後に、フィラーの特性について、さらに考えてみたいと思います。

 

再掲になりますが、フィラーとは、こういうものでした。

 

フィラーとは、例えば、「えーっと、」「あのー…」「まぁ」

このようにプレゼン中に出てきてしまう不要な言葉で、本来、自分が話したい内容とは直接関係がない、まさに間をうめる言葉(filler)のことを言います。

 

 

スピーチ・プレゼンの準備で原稿を作成するとき、紙に「あのー」「えー」「まぁ」等と書くことはないですよね。

 

ということは、私たちにとって、実は言語化プロセスで使うテキストには、二つの異なる種類があることになります。

 

一つは、原稿のように予め用意されたテキストです。そして、

 

もう一つは、フィラーやアドリブの台詞のように予め用意したものではないテキストです。

 

このように考えると、二つのテキストを分類することができます。

 

 

ライト・テキスト(Light Text)

これは自分が予め「この表現を使おう」と準備・イメージしている言葉や文章のことだと思って下さい。

 

スピーチやプレゼンの準備で原稿を用意する場合、その文章は予め意図して話そうとしているものであるため、

 

その意味で既に光で照らされた明るい状態の、明示的(顕在的)なテキストだと考えられます。

 

暗黙的なテキスト(Dark Text)です。

これは予め準備・イメージしていない、実際にスピーチ・プレゼンの際中に即興で話す言葉や文章のことです。これは本番のシーンで初めて生じる潜在的なテキストです。

 

典型的なのは、アドリブの言葉ですね。

 

アドリブは、このダークテキストだと思ってください。

 

①明示的なテキスト(LT)‥‥予め用意・イメージしている言葉や文章

②暗黙的なテキスト(DT)‥‥予め用意・イメージしておらず、その場で即興的に発する言葉や文章

 

 

このように分類してみると、スピーチ中に無意識に生じてしまうフィラーは、

 

①ライトテキストではなく

 

②ダークテキストに属する、

 

ということが分かるんです。

 

これが、フィラーの特性で最も重要なポイントだと考えられます。

 

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最後に

 

ここまでの話をまとめると、フィラーを解消するには、そして言語化スキルの上達を図るときは、

 

①「ダークエリア」を「ライトエリア」にすること
②「ライトテキスト」をよりハッキリと発音・発声しようとすること

 

これがとても重要なポイントになるのではないかと思います。

 

この記事が少しでもお役に立てばうれしいです。

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